GLMは中国の智谱AI(Zhipu AI)が開発したLLMだ。中国産のLLMを使うことに抵抗がある方には向かないが、コーディング性能とコスパのバランスが良いと評判で、個人開発者を中心に広まっている。現在の主力モデルはGLM-4.7で、2025年12月にリリースされた。コーディングに特化した「GLM Coding Plan」というサブスクリプションプランも提供されている。

そんなGLMを「ClaudeのMAXプランより安くコーディングを回せる」と聞いて契約したのだが、まさかこんなことになるとは思っていなかった。

一週間で3倍になった値上げの衝撃

2026年4月9日に年間契約で申し込んだばかりのGLM Coding Planだが、わずか5日後の4月14日には価格が大幅に跳ね上がっていた。

2026/4/09時点での金額がこれ(年間契約) 2026年4月9日時点の料金

2026/4/14時点での金額がこれ(年間契約) 2026年4月14日時点の料金

タイトルの通り、一週間も経たないうちに値段が跳ね上がっていた。年間契約で滑り込みセーフといったところではあるが、これだけの変動幅を目にするとさすがに驚く。

なお、2026年2月11日にも価格改定があったとの情報がある(公式X: @Zai_org)。その際は30〜60%程度の値上げだったとされている。今回確認できた4月14日時点の価格は、4月9日時点からさらに大きく跳ね上がっているように見える。「もっと安かった時代があった」「年間5000円くらいで契約できた人がいる」という話も見かけたが、こちらは確認できていない。ただ、段階的に値上がりが続いているのは確かだろう。

そもそもなぜGLMを契約したのか

今回GLMを契約した直接のきっかけは、Claude MAXプランの週間レートリミット問題だ。現在Claude MAX $100プランを使っているのだが、すぐ上限に引っかかってしまってやってられない状態になっていた。

Claude MAXプランは$100/月(Proプランの5倍の使用枠)と$200/月(Proの20倍)の2種類が存在する。$200プランなら制限はかなり緩和されるはずだが、個人開発者として月額200ドルはなかなかキツい。GLMのCoding Planなら$200プランより安く済む、という計算で契約に踏み切ったわけだ。

Claude MAX $200プランとの比較

値上がり後のGLM料金を見ると、Claude MAX $200プランと比較したコスパが怪しくなってくる。

性能面で言えば、GLM-4.7はLiveCodeBenchで84.9%のスコアを記録しており、Claude Sonnet 4.5を上回るとも言われている。実際に使っていても大きな不満はない。ただ、制限についてはGLMも週間制限がかなりきつく、思ったより頻繁に上限に引っかかる。これはClaude MAXの週間制限問題と本質的には同じ悩みだ。

費用対効果の面では、今の段階ではまだGLMのほうが安いが、値上がりのペースが速いので差は急速に縮まっている。どのLLMも値段が上がる一方で、制限はきつくなっていくという流れは止まらない気がする。

来年はどうする? まとめ

今年は年間契約で逃げ切れたので問題ない。ただ、このペースで値上がりが続くなら、来年の更新時点でまた比較検討が必要になりそうだ。

問題なのは、LLMを使うことが開発フローに完全に組み込まれてしまっているので、もう契約せざるを得ない体になってしまったことだ。値段が上がっても、使わないという選択肢が実質なくなりつつある。それが辛いところだ。

どのLLMを選ぶにしても、価格変動には常にアンテナを張っておかないといけないね。